Vol.001秋の姉崎大根と南瓜の金平(夏疲れ免疫力UP&抗酸化作用効果)


【秋の姉崎大根の特徴】
千葉県産の秋大根は、8月中旬に種蒔きし、まだまだ気温が高い暑い中で成長します。
虫達も元気な時期というのもあり大根は苦味や辛味を残したまま育ちます。また繊維質も強めなので、歯ごたえを活かした料理に向いています。

そこで今回は、秋を代表する野菜「南瓜(かぼちゃ)」と「姉崎大根」を使った金平料理です。

かぼちゃの皮が持つβ-カロテンとポリフェノール(ルチン)を効果的に摂取するのに必要なビタミンCは、大根の皮の成分に含まれているので、相性抜群の組み合わせになります。
暑い夏に疲れた身体に溜まりがちな活性酸素を中和する抗酸化作用や免疫力UPに期待できますよ!



【材料】
(1)姉崎大根3分の1サイズ(約250g)葉っぱのついてる上側を使います
   ※皮も綺麗に洗ってそのまま剥かずに使います
(2)南瓜(かぼちゃ)4分の1サイズ(約200g)
(3)調味料 ゴマ油(少々)、塩コショウ、砂糖10ml(中さじ2杯)、みりん30ml(大さじ2杯)、醤油15ml(大さじ1杯)、白ゴマ2g

【作り方】

手順1:大根を皮のまま厚さ2~3mm程度に薄切りにし、細切りにします。
繊維に沿って切ると歯ごたえが残ります。また、水にさらす事でさらに、シャキシャキ感が出ます。

手順2:南瓜も皮を綺麗に洗い皮ごと2~3mm程度の細切りにしたものを
170~180℃の油で3分ほど素揚げします。(素揚げはかぼちゃの皮の栄養素であるβカロテンの吸収を補う効果も期待できます)

手順3:強火のフライパンにゴマ油をかるく回し入れ、水を切った細切りの大根を約2分程度炒めた後、素揚げの南瓜を入れます。
塩コショウをふりかけ、大根が少し透明になってきたところで、砂糖、みりん、しょうゆを入れて5~7分程度、強火のまま炒めながら煮込みます。

手順4:最後に盛りつけて白ごまをふりかけて出来上がり!
清潔なタッパやジップロックなどに入れて冷蔵庫に冷ましておけば、より味が馴染んで美味しく頂けます。

金平大根は、繊維質が強めな秋の姉崎大根を美味しく食べるおススメレシピです。

@大根の里 野菜ソムリエ 泉水淑子オリジナルレシピです。

姉崎大根すいとんスープ

たねやキッチンのすいとんは、日高昆布、鶏ガラ、国産牛すじで出汁をとったコクのあるスープに、生姜、炙った舞茸、白菜、そしてメインの姉崎大根がたっぷり入っています。

特徴としてフレッシュな姉崎大根の葉っぱ、もしくは、良い状態の葉っぱを乾燥させておいた干葉(ひば)を加えた、すいとん団子が入っています。

仕込みに大変時間がかかるので、大量に作れませんが、福岡出身の私の母が昔作ってくれたすいとんが好きだったので、作り方や材料はバージョンアップしていますが、新たな味として、姉崎大根ごと親しんでもらえるように作っています。

干葉(ひば)は、大根の葉っぱの色を綺麗なまま乾燥させるため、一度塩ゆでした後、2日ほど日干しして作っています。



姉崎大根ポタージュスープ【たねやキッチンレシピ】

姉崎大根ポタージュスープレシピ ~繊維たっぷり無水料理~

【特徴】
千葉県産ブランド野菜の姉崎大根で作る、大人気ポタージュスープ
食物繊維と大根のでんぷん質も活かす調理法で、テレビや雑誌等でも紹介されているオリジナルレシピです。農家の畑ごはん たねやキッチンカーメニューの中でも大人気の一品です。

【材料】
①大根:500g
②たまねぎ:100g
③塩:3g
④煮込む時用の水(適量)煮込んだ後は捨てます。
⑤牛乳:300ml
⑥固形コンソメスープの素:2個
⑦こしょう:少々
⑧刻み乾燥パセリ:少々
⑨お好みでクルトン:少々

【作り方】
1.①の大根をいちょう切り(なるべく薄く)にします。(煮込み時間を短縮するためです)
2.②のたまねぎは繊維に沿わないで薄切りにします。(繊維を切り離すと甘くなります)
3.1と2の大根とたまねぎを煮込み用の鍋に入れて、水にすべて浸る程度に水を入れて③の塩を入れて、沸騰するまで煮ます。
4.沸騰したら、火を止めてフタをして、20分から30分程度放置します。(じわじわと熱が加わる事で大根のでんぷん質が甘味に変化します)
5.4の大根とたまねぎが透明になっていたら、お湯を切り、大根とたまねぎのみフードプロセッサや、ミキサーなどでスープの中になじむ程度に細かくすり下ろした用な状態にします。
6.5に⑤の牛乳と、⑥のコンソメスープを入れて弱火でゆっくり温めて沸騰したら火を止めて、⑦こしょうで味を調えます。
7.最後に、お好みでクルトンやパセリを入れて出来上がり!

無水にすることで、あっさりしている大根で作るポタージュも味わいや繊維も感じる身体にしみいる美味しいスープにしあがります。
春先など、気候が変わっても、冷たいスープとして喜ばれます。