姉崎大根すいとんスープ

たねやキッチンのすいとんは、日高昆布、鶏ガラ、国産牛すじで出汁をとったコクのあるスープに、生姜、炙った舞茸、白菜、そしてメインの姉崎大根がたっぷり入っています。

特徴としてフレッシュな姉崎大根の葉っぱ、もしくは、良い状態の葉っぱを乾燥させておいた干葉(ひば)を加えた、すいとん団子が入っています。

仕込みに大変時間がかかるので、大量に作れませんが、福岡出身の私の母が昔作ってくれたすいとんが好きだったので、作り方や材料はバージョンアップしていますが、新たな味として、姉崎大根ごと親しんでもらえるように作っています。

干葉(ひば)は、大根の葉っぱの色を綺麗なまま乾燥させるため、一度塩ゆでした後、2日ほど日干しして作っています。



フレッシュな春の姉崎大根の鬼おろしダレ

2024年1月下旬に収穫できる姉崎大根は、霜除け大根と春大根の切り替え時期にさしかかっています。生育環境は同じですが、品種が異なる事で、味わいや歯ごたえ葉っぱのフレッシュさが違います。
今回、ハピネスイチハラのイベントを盛り上げていただけるエンジン01への皆様へ、一番おススメの食べ方で味わっていただけるよう。
2024/1/26(金)五井グランドホテルでの会食では、お肉の付け合わせとして、春の姉崎大根を使った鬼おろしダレをご用意いたしました。

畑から収穫した大根を農家がそのまま1本1本手洗いすることで、大根の新鮮さを損なわないように仕込んだタレです。
歯ごたえと旬ならではの甘味が一番味わえる鬼おろしに、この時期の春大根だからこそ、薬を使わずとも綺麗な状態で育った大根の葉っぱも加えました。
このタレをお肉と食べる事で葉っぱの栄養素も効率的に得られる事も期待できます。

姉崎大根は、千葉県市原市の深城(姉崎地区)で生育に適した黒ボク土で育てます。
深くふわふわに耕した畑で、元気に育った大根も、12月~2月にかけては海風も届かず早朝には霜がおりる環境下で凍ってしまわないようにらないよう糖度を高めます。

霜除け春大根は、トンネルの中で育てる事で、品質を維持した状態で集荷するため市場でもブランド野菜として取引される人気の大根となりました。

一般的には、葉っぱは切り落として出荷されるので、市原市近辺でしか手に入らない、葉付きの大根をぜひとも味わってください。

※この記事は、姉崎蔬菜組合に属した「たねや泉水農園」が書いたものです。
姉崎大根はJA市原市と14軒の農家が属した姉崎蔬菜組合で生産するブランド野菜です。


キッチンカーってどうなの?(ぼやっと編)

農家の畑ごはん たねやキッチンカー!として開業する前は、IT系でXO-SYSTEM(クロスオーバーシステム)として仕事の依頼を個人事業主として請け負っておりました。
学校を卒業してからプロパーでシステム会社(ソフトハウス)に就職して、長年正社員として働いてきて、元安部総理の働き方改革が始まる前に社員としてではなく、自由な立場で仕事を請け負う事を選びました。

そういうわけで、キッチンカーを始めるまで、飲食業で働いたことは一度もありません。
アルバイトもしていないので、実は飲食業界の「当たり前」を何もしらずに自己流でスタートしています。

実は、近くに「のうえんカフェ」さんという大人気カフェがあるので、パートで働かせてもらおうかな~と思った事もあったのですが、知り合いの飲食店コンサルをしている人が、逆に「飲食業ってこんな感じなんだ」ってクセがつかない方がいい、本来システム業界などで培ってきた真面目さを武器に、自分で大事と思う事をきちんと守ってやった方がいいと思うとアドバイスしていただき、今に至ります。

確かに、IT業界の方が楽だと思われる方もいるかもしれませんが、常に最新技術について研鑽しつづけていかなければいけない業界であったことから、気を抜く事はないまま走り続けていました。

今も、そういう意味では、お客様の身体の素となるものを取り扱っているという責務から、気を抜く事ができない日々です。

今年の夏は、猛暑でキッチンカーの中は高温状態。
夜になると虫も入ってくる場所では、扉を閉め切って調理していたので、暑さに強い私でも結構過酷でした。

冬は冬でなかなか、温度が上がらないので、電力のやりくりが大変。お金をかけて蓄電池を追加しても、うまくやりくりしないと、温度調整ができる時間が限られてしまいます。

私個人的な考えですが、例えば、クレープなどは使い捨て容器などの経費を抑えられ、仕込みもご飯類に比べればラクな品目だと、経営としてうまくいく確率は高い方かもしれません。

また、カフェ系でドリンクが中心のキッチンカーも、めずらしく独創性の高いドリンクを販売すれば、1杯あたりの料金単価も少し上げられるでしょうし、需要の高い出店先を見つければ、なんとか軌道にのせていける確率が上がると思われます。

お店の数が圧倒的に不足するで都内のランチ需要のある場所や、大きなイベント出店の数をこなすことで、売上はあげられますが、本来、どういう形のキッチンカー販売を夢見ていたんだっけ?を見失う事になり、日々、ただただ機械のように販売することで心が疲弊していくかもしれません。

私は、キッチンカーを出店する際に5年間は、月に返済すべき額だけは、かならず稼ごう。(売上ということではなく、利益として)
そして、多くを求めず、姉崎大根を美味しく食べてもらって、知ってもらって、興味をもってもらえるぐらい余裕のある状態を維持しようと思っています。

夏は姉崎すいか、姉崎めろんを・・・。

農家が自家生産の野菜の良さをどうやって知ってもらえるか?感じてもらえるか?を一番に、そこはブレずにやっていこうと思っています。

次回は「キッチンカーってどうなの?(開業までの流れ準備編)」をアップしますね。