Vol.002冬の姉崎大根たっぷりシチュー(寒さで弱った胃腸に優しい)

【冬の姉崎大根の特徴】
千葉県産の12月に収穫できる冬大根は、露地栽培で育ち葉っぱは痛みはじめ枯れやすいのですが、大根は美味しく元気に育っています。

太陽と寒さのバランスで、大根らしいみずみずしさを活かしたミネラルと食物繊維たっぷりの無水料理です。

そこで今回は、シチューの素が無くても!ジャガイモが無くても!ヘルシーなのに、食べ応えのあるホワイトシチューをテフロン加工(焦げにくい)フライパンで作ります。

【材料】約4人分
(1)大根700g(大きいもので2/3本分程度)
 →(1-A) 400gは1.5cm角に切り
 →(1-B) 300gは大根おろしにする
(2)鶏肉(骨付き)400g(お好みで普通の鶏モモ肉でも、豚肉でもOK)
(3)舞茸150g(ぶなしめじや、エリンギでもOK)
(4)にんじん100g→乱切り
(5)玉ねぎ150g
 →(5-A)100g 乱切り
 →(5-B)50g おろし(または微塵切り)
(6)牛乳300ml(お好みで追加してもOK)
(7)小麦粉大さじ(15ml)×2杯
(8)コンソメ粉(18g)
(9)塩コショウ(お好みの量)
(10)大根の葉っぱを刻んだもの(電子レンジで500w5分)

【作り方】

手順1:フライパンを温め、鶏肉を焼き色がつくまで焼きます。
鶏の油はキッチンペーパーなどで吸い取るとヘルシーな仕上がりになります。
コクを出したい時はそのままでもOKです。

手順2:鶏肉の入ったフライパンに水で洗って、手でちぎった舞茸を入れて一緒に焼きます。

手順3:(1-A) 1.5cm角に切った大根を水にひたしてボールに入れラップをかけて電子レンジ600wで10分煮ます。同じくニンジンも乱切りにしたものを大根と同じようにして600wで5分煮ます。

手順4:手順3で火を通した大根とニンジン、玉ねぎは乱切りのもの(5-A)をフライパンに入れ、小麦粉とコンソメスープの粉と塩コショウも加えて炒めながら混ぜ合わせます。

手順5:小麦粉がしっかり混ざり野菜がしんなりしてきたら、大根おろし(1-B)と玉ねぎおろし(5-B)を加えます(水分変わりになります)

手順6:大根おろしもなじんできたら、牛乳を加えて野菜が柔らかくなるまで煮込みます。
味見をして、塩コショウを加えるなどして整えてください。
※大根おろしと小麦粉でシチューと同じようなとろみを感じます。
火を止めて30分ほどたったものの方が味がしっかりわかります。

手順7:出来立てよりは、少し時間をおいて温めなおしたものの方が、より美味しくなります。彩として綺麗に、そして歯ごたえも良い状態のものとして、最後に電子レンジであたためた大根の葉っぱを入れて出来上がり!このひと手間が栄養面と旨味がアップするので、お試しいただけると嬉しいです。

@大根の里 野菜ソムリエ 泉水淑子オリジナルレシピです。

2024年12月農家の畑ごはん・たねやキッチンカースケジュール

2024年12月今年も終わろうとしております。
2023年前半までは、コロナによって生活が制限されていたところから、今年は年始から地震による災害に見舞われた地域などがあって不安なスタートでしたが、少し変化した日常を平凡に過ごせた人も多かったと思います。

私もキッチンカーをスタートして、姉崎大根の直売や切干大根など、これまで頑張ってきた事に手が回らないままでしたが、年末から、徐々に無理のない範囲で再開できております。
特に、大根料理の深みを知ってもらう上で切干大根は栄養面や保存食という意味でも、こだわりを持っていたので、メニューに加えられるようになったのが、何よりも喜びでした。

今年の締めくくりとして、12月29日(福)の日に姉崎大根の収穫体験会を自宅近くの畑で行います。
時間帯は、10:00~13:30 1本100円(おひとり様3本まで)
泥つきのままお持ち帰りになるので、それぞれ各自で新聞紙や箱などはご用意ください。また、トイレの貸し出しは感染症の問題等で原則行っておりませんので、お手洗いは済ませていらしてください。

お食事として、エバリンピザのキッチンカーが現地で美味しいピザを焼いております。また温かい味噌汁なども用意してくれます。こちらは、各自でご購入いただき、その場でご飲食いただけるような机や椅子などは、用意いたします。

道路に近い場所である点や、寒い場合はストーブ等をご用意しますので、事故や火傷などの怪我がないよう、小さいお子様がいるご家族は、親御さんが注意してください。
また、雨天の場合は畑に入ると足が抜けなくなるため中止となります。

12月のキッチンカーの予定については、BOSAI BASE(防災イベント)や、青葉台小学校で行われる冬の青葉台フェス、今年最後の隠れ家マルシェなどに参加予定です。タッソの森さんや、うまくたの里さんへの出店も通常通りございます。

それぞれの場所限定のメニュー等もありますので、お時間が合う際には、遊びに来てくださいね~。

それでは、今年も最後までよろしくお願いいたします。

Vol.001秋の姉崎大根と南瓜の金平(夏疲れ免疫力UP&抗酸化作用効果)


【秋の姉崎大根の特徴】
千葉県産の秋大根は、8月中旬に種蒔きし、まだまだ気温が高い暑い中で成長します。
虫達も元気な時期というのもあり大根は苦味や辛味を残したまま育ちます。また繊維質も強めなので、歯ごたえを活かした料理に向いています。

そこで今回は、秋を代表する野菜「南瓜(かぼちゃ)」と「姉崎大根」を使った金平料理です。

かぼちゃの皮が持つβ-カロテンとポリフェノール(ルチン)を効果的に摂取するのに必要なビタミンCは、大根の皮の成分に含まれているので、相性抜群の組み合わせになります。
暑い夏に疲れた身体に溜まりがちな活性酸素を中和する抗酸化作用や免疫力UPに期待できますよ!



【材料】
(1)姉崎大根3分の1サイズ(約250g)葉っぱのついてる上側を使います
   ※皮も綺麗に洗ってそのまま剥かずに使います
(2)南瓜(かぼちゃ)4分の1サイズ(約200g)
(3)調味料 ゴマ油(少々)、塩コショウ、砂糖10ml(中さじ2杯)、みりん30ml(大さじ2杯)、醤油15ml(大さじ1杯)、白ゴマ2g

【作り方】

手順1:大根を皮のまま厚さ2~3mm程度に薄切りにし、細切りにします。
繊維に沿って切ると歯ごたえが残ります。また、水にさらす事でさらに、シャキシャキ感が出ます。

手順2:南瓜も皮を綺麗に洗い皮ごと2~3mm程度の細切りにしたものを
170~180℃の油で3分ほど素揚げします。(素揚げはかぼちゃの皮の栄養素であるβカロテンの吸収を補う効果も期待できます)

手順3:強火のフライパンにゴマ油をかるく回し入れ、水を切った細切りの大根を約2分程度炒めた後、素揚げの南瓜を入れます。
塩コショウをふりかけ、大根が少し透明になってきたところで、砂糖、みりん、しょうゆを入れて5~7分程度、強火のまま炒めながら煮込みます。

手順4:最後に盛りつけて白ごまをふりかけて出来上がり!
清潔なタッパやジップロックなどに入れて冷蔵庫に冷ましておけば、より味が馴染んで美味しく頂けます。

金平大根は、繊維質が強めな秋の姉崎大根を美味しく食べるおススメレシピです。

@大根の里 野菜ソムリエ 泉水淑子オリジナルレシピです。