農家の畑ごはん たねやキッチン

2021年11月30日付けで6次産業化申請を行っていた総合化事業計画が正式に認定されました。
・農林水産省のホームぺージには、下記のURLへ記載されました。
現在の認定事業計画の一覧(令和3年11月30日時点)
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/sanki/6jika/nintei/attach/pdf/index-251.pdf

・関東農政局ホームページには、下記のURLへ記載されました。
平成29年度以降の認定事業計画一覧(千葉県)
http://www.maff.go.jp/kanto/syokuryou/6jisangyo/attach/pdf/031130_nintei_chiba.pdf

認定事業計画の概要(令和元年7月31日以降認定)
http://www.maff.go.jp/kanto/syokuryou/6jisangyo/attach/pdf/031130_gaiyou_chiba.pdf


ここからは、
千葉県と市原市の補助金の申請を行い、はじめてキッチンカーなどの資材を購入できます。(事業開始時期予定は令和4年(2022年)3月)

なぜキッチンカーで飲食事業をスタートしようと思い立ったか?

ここ4年ほど、大根の安値が続き、出荷すると赤字になるという状況から、美味しく育った大根でも、形やサイズなどがA品質でないものは、畑で処分せざるを得ない悲しい事態が繰り返されています。

まずは、加工場が無くても販売可能な、乾燥野菜(切干大根)を作り始めました。
そして、出荷基準内に収まらないサイズのものなどは、近隣の直売所などに出荷することも始めました。

新鮮な大根は、少しずつお客様に認知されるようになり、直売所で、お客様に声をかけていただく際、大根1本を消費する料理が分からないと聞かれる事が多い事に気づきました。

大根料理の本や情報はインターネットにも沢山存在します。もっと興味を持ってもらうには、大根料理専門のメニューで料理を販売することで、少しでも廃棄される量が減らせると同時に、美味しさも分かってもらえる!真似して作ってみたい!という方向につながるのではないかと思いました。

こんなご時世で大金の借金はできません。ゼロから飲食業を始める為、また大根が生産できない夏の間、他の野菜や果物も販売できる機材を必要最低限そろえる為に、2019年から資料を何度も作り直してきました。

皆さんに、喜んでいただけるサービスを提供できるようがんばりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

※このページの内容は、進捗状況によって更新していきます。

野菜ソムリエの資格と目標!


2020年に新型コロナウィルス感染症(COVID‑19)が本格的に日本に上陸し国内でマスクが不足してきた頃、まだ緊急事態宣言が発動されていなかったので、2020年2月12日にキッチンカーのセミナーに参加し、2020年2月22日には、野菜ソムリエ講座に参加しはじめました。
2020年3月14日座学の講座が完了し、その後、修了試験勉強やベジフルカルテという提出物作成を行うも、コロナによって受験日程が、延期になり2020年5月にやっと資格を取得できました。

私が農家として、野菜ソムリエとして、一番大事にしたいと思った事は「野菜や果物について理解し発見し、感動したことを表現し伝える力をもつこと」です。

野菜や果物にも人間のようにひとつひとつ個性があり、環境や状況に伴って変化します。

食べ物として美味しいだけではなく、育つ環境、育った時期、収穫のタイミング、品質、安全性、鮮度、規格、栄養、昨日、嗜好、用途、保存性などのパーソナリティ要素を学んだことで、農家だからこそ知りえる情報や違いでもあることに改めて気づけました。

目標は、大根という野菜のエバンジェリストとして、これから沢山のことを学びつつ「農家の畑ごはん たねやキッチン」では、千葉県の旬の食材を美味しく食べるコツなどの情報を発信していき、たくさんの生活者の方達と野菜の魅力を共有し、喜びと楽しさを分かち合える日々を送りたいです。

日本野菜ソムリエ協会 野菜ソムリエ 泉水淑子

大根の里ブランドの取り組みについて

日本における大根の主要産地をご存知ですか?令和3年時点で1位は北海道、2位が千葉県、3位が青森県です。
にもかかわらず、日本を代表する地大根と言われる在来大根は、このトップ3には存在しません。(情報元:考える大根 監修:東京農大/NPO法人「良い食材を伝える」)

つまり現在、日本に流通されている主な大根は品種改良されて生産しやすく、綺麗で美味しい大根に変化し、大根の生育に適した環境(土地)で就農する農家によって生産されているのです。

大根の里は「姉崎だいこん」を生産している姉崎蔬菜組合(15軒の農家)に属する「たねや泉水農園」によるブランド名称です。

では、大根の里ブランドで何をしたいのか?

1.大根の魅力について、さまざまな角度から深堀し大根について、もっと理解したい。
2.伝統的な地大根がない千葉県で、なぜ美味しい大根が育つのか知りたい。また地大根の種を植えてみたい。
3.複数種の大根を育て、特徴や違いを理解し、加工品や料理のバリエーションを増やしたい。
4.各地域で代々受け継がれてきた、地方食としての大根料理に挑戦してみたい。
5.旬の品種の特徴に合わせた大根の食べ方や、保存の限界を知る為の実験をしたい。

その出口としては、記事や画像、動画だけではなく、実際に体験していただけるよう、「農家の畑ごはん たねやキッチン」として飲食事業を立ち上げ、キッチンカーで大根料理を販売していこうと思います。