記憶に残る思い出になることを願って…

農家の畑ごはん たねやキッチンは、小さな軽トラックのキッチンカーです。
食事をできる場所もビニールハウス。

なんてチープで、怪しげでしょうか?

自宅前で営業していて安心感があるかな?と思いきや、キッチンカーだからか?すぐ後ろにある家の主ではなく、どこからか来たキッチンカーだと勘違いされる方も多いです( ;∀;)

ただ・・・・

もしも私が幼少期に、こんな何もない畑の真ん中に、小さいキッチンカーやビニールハウスが突然現れて、親や友達とご飯を食べたり、おしゃべりして過ごしたとしたら・・・。

きっと大人になっても、かすかな記憶として残るのではないでしょうか?
勝手な思い込みかもしれませんが、数十年後の記憶に残るかもと・・・想像しただけで、タイムカプセルのプレゼントのようで、なんか嬉しいのです。

私は、香川県の善通寺市に暮らしていた頃の、うどんの出汁の香りや、善通寺の近くで買ってもらって食べた堅パンの香りを忘れません。白い紙の袋にカラカラっと、入れてくれて、それを兄と一緒に歯をくいしばって、カリカリ食べる。

大人になって、兄妹の二人で香川県に旅行で行って、探して食べた事もあります。

農家は、自然の恵みや厳しさと向き合って生きています。
だからこそ、冷房の効いた空間ではなく、自然の暑さや、寒さも感じつつ、虫の声や鳥の声、花の香り、緑の臭いを感じられるビニールハウスは、子供の五感や脳に優しい刺激となるでしょう。

夏になると、朝にしか活動しない虫を探しに霧のかかった山にカルピスを凍らせて、お弁当を持って出かけ、陽が昇り暑くなってきて頃に飲む、溶けて冷え冷えのカルピスの美味しさ。

不自由だから、感じる幸せの味。

限られているから、大切に思える美味しさ。

私は、キッチンカーの中から、ビニールハウスの中で笑ったり、大きな声で楽しそうにおしゃべりしたり・・・。そういう自由で開放された気持ちで過ごしてくれるのを見るのが幸せです。

都会じゃないからこそ、田舎だからこそ、農家だからこそ・・・。

そんな感じですので、お気軽にいらしてくださいね。
時々、びっくりするぐらいお客様が来てくださる事もありますし、地球上に私一人?って時もありますし・・・。

何かあっても家の主のキッチンカーなので、ご安心を・・・(^^♪